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体臭も加齢臭も極端に言えば同じものです。体臭の中に加齢臭が入ります。しかし、加齢臭と体臭はニオイの発生原因が異なります。今回は体臭と加齢臭の違いについて紹介をしていきます。

体臭と加齢臭の違い

体臭は体から発生するニオイ全般のことを指します。体臭の原因となるのが汗です。汗が皮膚常在菌によって分解されて発生するニオイが体臭の大きな原因です。たとえば、ワキガあたりが典型的なのですが、他にも足のニオイや汗臭さが代表的なものです。

体臭の原因である皮膚常在菌の種類は人によって異なりますので、体臭も人によって異なります。しかし、基本的に汗臭いから発展したものが、汗のニオイが体臭とします。

そして、広義の意味では体臭の一部である加齢臭は、皮脂酸と過酸脂質が反応して発生するノネナールが原因のニオイです。ニオイはブルーチーズや古本、ロウソクのようなニオイが特徴です。

高齢者と生活をともにしている人はあまり加齢臭を気にしないようですが、女性の場合は自分の異なるニオイを好ましく思う傾向があります。これは白血球の血液型ともいえるHAL型が影響しているのですが、そせい自分の体臭に近い父親の体臭を極端に嫌う傾向が多いのです。

体臭の原因は?

体臭の原因は、分泌物や排泄物である糞や尿といったものを原因として体から発生するニオイです。そして、一般的には皮膚表面に棲む常在菌が汗を分解して起こるニオイが体臭になります。

汗というのは元々無臭なのですが、放置しておくと皮膚常在菌が分解をしてニオイの原因となります。また、糖尿病の方などは病気が原因で独特の体臭を発します。

加齢臭の原因は?

加齢臭の原因は、皮脂腺から分泌される脂肪酸の9-ヘキサデセン酸と過酸化脂質がくっつき分解されることで生まれるノネナールというニオイ物質が原因です。個人差が大きく、特にタバコやアルコールを過剰に摂取する人は加齢臭が強くなる傾向があります。

これは、タバコのニオイ、お酒のニオイも加齢臭、いわゆるオヤジ臭の原因となりますので、複合的にニオイがきついということになります。

体臭と加齢臭の対策の異なる点

通常体臭の場合、汗が原因になることが多くなります。排泄物も原因になることがありますが、この2点は入浴することで簡単に洗い落すことが可能です。大量に汗をかいたのならシャワーを浴びて清潔にすることで解決します。

汗を放置することで、皮膚常在菌が汗を分解してニオイのもとにしますので、汗を洗い流すことでニオイのもとで汗がなくなりますので、体臭は改善します。皮膚常在菌が汗を分解するには1~2時間程度かかりますので、その間に汗を拭きとることで体臭をある程度、抑えることが可能です。

加齢臭の場合

加齢臭の原因は、ノネナールです。ノネナールは水に溶けやすくシャワーを浴びればニオイを一時的に抑えることができるのですが、皮脂腺から脂肪酸は分泌され肌にこびりつく傾向がありますので、軽くシャワーを浴びる程度では加齢臭には特別効果はありません。

そのため、肌にこびりついた脂肪酸をしっかりと洗い流すためにしっかりと丁寧に洗うことが大切です。特に皮脂腺が集中している耳の後ろや首の後ろ、肩や背中などはしっかりと洗っておくといいでしょう。特に、朝は眠っている間に発生した加齢臭を洗い流すためにシャワーを浴びることで、加齢臭のニオイを軽減させることが出来ます。

まとめ

加齢臭は体臭の一部です。しかし、基本的に体臭というものは汗のニオイが原因で起こるものを指す傾向があります。そして、加齢臭は脂肪酸と過酸化脂質が分解されることで生まれるノネナールが原因です。

体臭を抑えるためには、汗をシャワーなどで洗い流す程度で問題はありませんが、加齢臭の場合は、脂肪酸など丁寧に洗い流す必要があります。軽くシャワーを浴びれば加齢臭を一時的に抑えることができますが、あくまで一時的なので注意をしましょう。

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